転職を初めて考えている人
『転職活動を始めたいけど、職務経歴書ってどうやって作っていけば良いんだろう?残業も多いし忙しいから効率的に書きあげたい。』
こんな疑問に答えます。
本記事の内容
- 初めて転職を考えている人向けの記事
- 職務経歴書(スキルシート)の重要性がわかる
- 職務経歴書(スキルシート)を書き上げるまでの流れがわかる
- 効率的かつ効果的な職務経歴書(スキルシート)の書き方がわかる
本記事の信頼性
僕は以下実績があり、コロナ禍の転職事情を最新の実体験を踏まえてお伝えします。
【実績】
- 転職エージェント4社に登録→途中からエージェントをメイン1社に絞り転職先を決定。
- 2020年8月から9月末の2か月で転職。年収もベース給100万以上アップ
旧)ITSIer SE → 新)ITコンサル兼マーケター - 転職活動中はマーケター1本で転職活動を始める
→自分の市場価値を理解
→自身の経験を活かした転職を考え転職の軸ずらしと掛け算メソッド
→今の職種にキャリアアップ
結論
- 職務経歴書(スキルシート)はその企業に特化した経歴書であればあるほどよい
- 希望職種を1つに定め、「8割固定・2割変動」の職務経歴書を作り効率化
- 企業のニーズに合った「自身の実績+できること」を意識して書く
- 経歴書は日々見直し、エージェントと共に改善していく
目次
- 転職活動とは
- 転職活動に必要なもの
- 職務経歴書(スキルシート)とは
- 職務経歴書(スキルシート)作成までの流れとポイント
- 職務経歴書(スキルシート)を書き終えたら
転職活動とは
自分の今までの経験を活かし、その企業でどう活躍できるのかを明確にし自分という商品を企業に売り込む営業活動です。
(参照元:「転職は“できること”、副業では“やりたいこと”をする」 motoさん×転職エージェント「Geekly」が考えるこれからの働き方)
転職とは”自分という商品を売り込む営業活動”。
応募する企業のニーズに合わせた履歴書/職務経歴書でなければ選考通過は難しいです。
始めるとわかりますが、転職活動はあなたが思っている以上に厳しい世界です。
書類選考の通過率は、企業規模や採用方針に依存し、応募者のスキルや経験、年齢層などにより変わりますが、一般的には約30%といわれています。
(参照元:書類選考の通過率は?選考時のポイントを解説)
僕が2020年8,9月に転職活動した際はエージェントから通過率は2割程度。
全く違う職種を狙った転職活動では、通過率1割程度と言われてました。
なかなか厳しい世界ですよね・・・
でも、実際に転職活動をした僕の感覚でも通過率は1−2割程度かなという感じでした。
正直、転職活動は本気でやらない限り自分の思い描くキャリアアップは難しいです。
だから、多くの人がどこかで妥協や諦めが出てきてしまうのかなと思います。
しかし、実際に転職活動をしてみて
本気でやれば必ず自分のなりたい職種に転職できることは自分自身で証明することができました。
転職を考えている読者の皆さんには、コロナ禍でも妥協をしない自分のなりたい職種に就くための転職のコツをこれから全て伝えていきます。
転職で妥協や諦めは絶対になしです。転職したあとの公開は絶対にしてほしくないので苦しいときも当然あるかと思いますが一緒に頑張りましょう。
あなたの努力は絶対に報われます。上手く行かない、悩んでるときは私に連絡をください。
転職活動に必要なもの
『そもそも、転職活動ってなにを準備すればいいのかな・・・?履歴書・・?』
転職活動に必要なものはたったこの3つだけ。
- 転職エージェント登録
- 履歴書
- 職務経歴書(スキルシート)
<h3 id=”headline3”>① 転職エージェント登録
一般的に、2−3社転職エージェントに登録し転職活動を進めていきます。
エージェント(リクルーター)との相性は転職活動でとても重要です。
自分と一番相性が合うエージェントに出会うまで色々なエージェントと面談するのが良いです。
だいたい3−4社程度の転職エージェントに登録することをオススメです。
その中から一緒に頑張ってくれるメインサポーターを選び、転職活動を始めていきましょう。
<h4 id=”headline4”>ちなみに、【転職活動が初めての方】には以下転職エージェントがオススメ。
【理由】
・膨大な量の求人あり(10000〜60000件)
・未経験から即戦力募集まで幅広い求人があるため転職が初めての方には探しやすい
・自分のやりたいことがまだぼんやりしていても話しを聞きながら色々な求人をどんどん紹介してくれる
<h4 id=”headline4”>【転職活動が2回目以降の方】や【なりたい職種が明確な方】には以下をオススメ。
【理由】
・未経験職種への転職には不向き
・即戦力採用やハイクラスキャリア向けの求人が多くある
・初めての転職でも自分のやりたいことが明確な方にもオススメ
<h3 id=”headline3”>②履歴書
履歴書は過去にバイトの面接や就職活動でも書いたものを想像してもらえばよいです。
【ポイント】
必ず志望動機や自己PRは履歴書に書かず、職務経歴書に書きましょう。
参考までに履歴書テンプレートをいくつか紹介します。
<h3 id=”headline3”>③職務経歴書
転職活動で最も重要だけど、一番苦戦するものです。
僕もだいぶ苦労しましたし、一番時間をかけて取り組みました。
目を引く職務経歴書を作ることができると応募通貨率がぐーんと上がるので、転職活動を有意義にするためにも頑張りましょう。
これから、僕の経験や失敗を踏まえ職務経歴書の効率的な作成方法やポイントについて詳しく説明していきます。
職務経歴書(スキルシート)とは?
質問: 『そもそも職務経歴書って何・・・??』
答え: 今までの会社で経験してきた業務内容/実績/スキルを記載し、さらに入社後に仕事で活かせる知識やスキルをまとめたものです。
質問:『履歴書と職務経歴書の違いがよくわからない。。。』
答え:
履歴書はある程度フォーマットが定型化されており、必ず記入しなければならない「必須項目」に加え、製品によって異なる「個別項目」が設けられています。
一方、職務経歴書には汎用的なひな形はありますが、履歴書ほど決められた形式はありません。
参照元:履歴書と職務経歴書の違いとは?
箇条書きでわかりやすい比較表を用意したので、こちらも紹介しておきます。
(参照元:履歴書と職務経歴書の違いを知ろう!)
職務経歴書(スキルシート)作成までの流れとポイント
<h3 id=”headline3”>職務経歴書(スキルシート)作成までの流れ
- 職務経歴書テンプレートを探す
- なりたい希望職種を1つに絞る
- 実績・自己PR等を箇条書し整理
- テンプレートを自分用にアレンジ
- 職務経歴書のドラフト版を書き上げる
- 登録している複数の転職エージェントへ見せる
- 職務経歴書を修正し完成版となるまで書き上げる
- 書類選考や面接を受け、その中で日々修正をかけていく
【ポイント】
・テンプレートを参考に自分を引き立たせる経歴書にカスタマイズしていく
・必ず応募会社ごとに変えてアピールする文章パートを作るもしくは空けておく
・メインのエージェントとだけでなく複数エージェント(リクルーター)に添削してもらう
・一度完成しても、メインのエージェントと職務経歴書(スキルシート)の改善を繰り返していく
<h3 id=”headline3”>では、それぞれの流れを詳しく説明していきます。
<h4 id=”headline4”>① 職務経歴書テンプレートを探す
職務経歴書テンプレートは、転職エージェントに登録しなくともゲットできますが、
どの職種にも合うように作られたテンプレートとのため、正直オススメしないです。
転職エージェントに登録するとこんなメリットがあります。
・自分の希望する職種用の職務経歴書や自分に合ったテンプレートがもらえる
・書く内容が思い浮かばなくても、エージェントと相談しながら書き上げられる
・今までの転職成功者の情報を踏まえたアドバイスや、自己PRの参考例を共有してもらえる
ここのパートでは、
テンプレートの内容を確認し、書き出す内容をだいたい把握できたら次へ進みましょう。
参考までに転職エージェントなしでもゲットできる経歴書のテンプレートをいくつか紹介します。
<h4 id=”headline4”>② なりたい希望職種を1つに絞る
企業が求めている人材に合う職務経歴書であれば書類選考通過率は格段に上がります。
その職務経歴書(スキルシート)を書く上で重要なことは
「自分の希望職種を明確にすること。職種を1つに絞る。」
希望職種がない、1つに絞れないという方は
職務経歴書が企業ニーズに対して薄くなり、企業側がメリットを感じられないことが多いです。
これは、ホントにもったいないです。
質問:『うーん、それは理解したけど、朝から晩まで残業でなかなか転職活動に時間をかけられないなぁ・・』
回答:僕も同じ状態でした。
SIerのSE時代は、朝から晩まで残業で転職活動に時間を確保できず悩んでました。
転職活動ってやることが多いですよね。。。
貴重な時間を応募企業ごとに合わせたものをイチから作っていたら到底時間が足りないです。
時間確保が難しい人は、
深い企業調査は書類選考が通ってからと割り切り、面接までにやれば問題なしです。
そんな方が職務経歴書を書くときは以下を意識してを意識して書いてみてください。
- 希望職種を1つに定め、8割固定、2割変動の職務経歴書を作り効率化
- 必ず応募会社ごとにアピールする文章パートを作るもしくは空けておく
これを意識して書くだけで職務経歴書(スキルシート)の作成効率は格段にアップします。
これで、僕は2週間ほどで70社近くの応募を出しました。
<h4 id=”headline4”>③ 実績、自己PR等を箇条書し整理
最初から職務経歴書(スキルシート)へ書いていくことはあまりオススメしません。
なぜなら、多くの方は直接書き込んで、上手く書けずに行き詰まります。
実は、ここで転職活動を諦める方も少なくないです。
実際、僕も机に向かいスキルシートを埋めようとしても何を書けばいいかわからずかなり行き詰まりました。
そこで僕が打開した方法はコレ。
- 「まず、思い出したことをひたすら箇条書きにして紙に書いていく。」
参考までに以下のようなことをまずはひたすら書き出して見るとよいです。
・性格
・スキル
・今までの経歴
・各経歴の詳細化
・最も頑張った話し
・最も失敗した話し
・自分の性格の強み、弱み
・自分の仕事の強み、弱み
・自分を雇うことのメリット、貢献できること
・今後やりたいこと(半年、1年、3年スパンで考える)
ダラダラと書き出しても仕方がないので集中して30分長くて1時間でパッと自分のことを書き出してみましょう。
【パッと書き出す=自分の直感や本心、素の自分が現れる】のでオススメです。
文章の整形はあとからやればいいので、そんなことは全く考えずにただがむしゃらに書きまくるのです。
『書ききった!もう何も浮かばない!!』となったら30分、1時間待たずに次へ進みましょう。
もし、最初から何も浮かばなければ、正直にエージェント(リクルーター)に相談するのもOKなので、相談しましょう。
<h4 id=”headline4”>④ テンプレートを自分なりに変更する
色々な転職エージェントのサイトからかき集めた職務経歴書を見比べ、メインとなる職務経歴書を1つ選びます。
他の経歴書で良さそうなパートがあれば、メインの経歴書へ融合させて自分なりにベストな職務経歴書を作ってみましょう。
【ポイント】
- 応募会社ごとに変える文章パートをどこにするか考えておきましょう
- 無理に他のエッセンスを入れ込む必要なし。テンプレのままでも全然OK
- スキルシートは文章が7-8割埋まったときに圧迫感がないような枠組みを意識し作成しましょう
テンプレはあとからでも修正可能なので時間をかけないで、
枠組みが6〜8割り程度できたら、次へ進みましょう。
参考までに、僕は元SIerエンジニアなので職務経歴書(スキルシート)にはこんな項目を入れています。
・自己PR
・保有資格
・テクニカルスキル概要
・職務要約 (参画案件)
・転職先で活かせる経験・知識
・職務経歴詳細
(各プロジェクトの期間や規模、概要、取り扱ったサービス、自分のプロジェクトでの役割、プロジェクトでの活躍したことや失敗したこと)
<h4 id=”headline4”>⑤ 職務経歴書のドラフト版を書き上げる
ここのパートでは、先程自分で思い浮かぶことをひらすら箇条書きにしていた文章をつなげていきます。
同じような文章があれば削除もしくは結合していきましょう。
【ポイント】
- 経歴書の目安はワード2枚。多くても3枚
- 誰が読んでも理解できる文章を書くよう心がける
- 文章がうまく書けないときは、「文を切る。1文にまとめない。」を意識
- 企業が質問したくなるような経歴書を意識。情報の出し惜しみも大事
- 自己PRは箇条書き+補足説明の型で書くと自分も書きやすく、相手も読みやすい
こちらは5〜7割程度できたら次へ進みます。
『上手く書けない!うまい言葉遣いや言い回しが思い浮かばない!!』
となったら作業を止めて、早めにエージェント(リクルーター)に相談してみましょう。
<h4 id=”headline4”>⑥ 複数の転職エージェントへ職務経歴書を見せフィードバック面談をしてもらう
まずは、メインのエージェントに職務経歴書を送って面談し内容を詰めていきます。
【面談する前に実施すべきポイント】
- 初回面談は1時間から1時間30分がオススメ。エージェントにも事前に時間の確保を依頼しておく
- 事前にエージェントに経歴書を送付し、必ず面談前に添削してもらうようリクルーターに伝える
- 事前に自分の中でうまく文章にできない部分や悩みを箇条書きしておく
【面談時のポイント】
- 自分の職務経歴書の思いをしっかりリクルーターに説明する
- 不安な箇所はくまなく相談や質問を行いアドバイスを聞く
- エージェントの意見に素直に耳を傾ける
その後、
セカンドオピニオンとして他のエージェントにも同様に面談でチェックを受けるのがオススメです。
複数のエージェントにチェックしてもらうことでより精度の高いスキルシートになっていきます。
<h4 id=”headline4”>⑦ 職務経歴書を修正し完成版となるまで書き上げる
何度もエージェントと自分の意見を織り交ぜながら完成へと持っていく。
僕は職務経歴書だけで5,6回は細かくメインのエージェントと相談しながら、修正をかけて自分の中の雛形を完成させました。
上手く書けない場合は、しつこいくらいエージェントとすり合わせましょう。エージェントはそれがお仕事なので遠慮せずにどんどん聞きましょう。
【ポイント】
- 文量は適切か
- 誤字/脱字はないか
- 企業ニーズにマッチしているか
- 募集職種に沿ったものになっているか
- 中学生が見てもわかりやすい経歴書か
- 圧迫感もなく見やすい経歴書になっているか
<h4 id=”headline4”>⑧ 書類選考/応募や面接を受けていく中で修正をかける
履歴書、職務経歴書(スキルシート)が出来上がれば、あとはひたすら応募をしていきます。
15ー20社に応募しても1社も通過しない場合は、経歴書に問題ありです。
15ー20社を目安に経歴書をエージェントと修正をかけてください。
転職活動は始めることに意味があります。転職活動をしても転職しなくて良いんです。
僕は転職活動を始めることによって
今後の将来をしっかり考え、見つめ直すことができるのが転職活動の最大のメリットだと考えています。
まだ始めていない方は、是非転職活動を始めてください。
すでに始められている方は、この記事を参考に職務経歴書を書き上げてください。
職務経歴書は自分の『軌跡』です。
今まで自分がやってきたことが表れてます。
自分が今までどういうことをやってきて、
この先自分の夢・目標にはあと何が必要なのか整理できます。
人それぞれ夢や目標、考え方は違うので自分を信じてその思いを企業にぶつけてください。
繰り返しになりますが、
職務経歴書(スキルシート)を書くときは
- 転職活動は自分を売り込む営業活動
- 希望職種を1つに定め、8割固定、2割変動の職務経歴書作成で効率化
- 企業が求めている人材に合った職務経歴書を意識して書く
- 職務経歴書は日々見直し、エージェントと改善を行う
これだけでも意識して書いてみてください。
あとは、書く→応募→修正→応募・・・この繰り返しで改善を図りながら自分だけの最強の職務経歴書を作っていってください。
YOLO(You Only Live Once)〜人生一度きり、楽しもう〜
|
コメント