現職SEで同職種に転職を考えている人
『コロナの中でのSE転職需要を知りたい。SEって将来性あるの?転職したいけど、コロナだし転職活動を始めるタイミングっていつなんだろう?』
こんな疑問に答えます。
本記事の内容
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- 現職SEの方向けの記事。
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- 現在のIT市場とSE人材の需要と将来性がわかる。
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- 今後注目を浴びるSE職種がわかる。
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- キャリアプランの重要性がわかる。
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- 転職活動を始めるべきタイミングがわかる。
本記事の信頼性
僕は以下実績があり、
本記事ではコロナ下の転職実体験踏まえた最新転職事情をお伝えします。
特に転職活動を始めるか悩んでいる方向けに書いてます。
※一部は転職活動中で悩んでいる方にも有力な情報が含まれています。
<h3 id=”headline3”>【実績】
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- 転職エージェント4社に登録。途中からエージェントを1社に絞り転職先を決定
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- 転職の軸ずらしと掛け算でSIerのSEからWeb会社のITコンサル兼マーケに転職。
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- 2020年8月から9月末の2ヶ月で転職
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- 年収100万以上アップ
結論
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- 国内のIT市場とSE人材の需要はかなり高く、人材不足の問題が深刻化している。
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- SE人材不足でも将来安泰はない。キャリアプランと実行力が自分の将来を決める。
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- 転職活動=転職ではないため、転職活動は今すぐにでも始めるべき。
目次
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- IT市場の現状と将来性
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- SE人材の需要の現状と将来性
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- 将来性のある注目SE職種。オススメ職種
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- キャリアプランの重要性
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- まとめ
IT市場の現状と将来性
『現状の国内IT市場規模ってどれくらいなの?将来性ってあるの?』
以下グラフを見てみましょう。
国内民間企業のIT市場規模(ハード・ソフト・サービス含む)は、2018年度が前年度比2.8%増の12兆4,930億円と推計した。今後は、2019年度が前年度比3.4%増の12兆9,180億円、2020年度は同1.6%増の13兆1,240億円、2021年度は同1.5%増の13兆3,200億円と予測する。
2018年度はワークスタイル変革に関する取組みが引き続き堅調に推移した他、民間企業の収益力の高まりなどから、大規模システムの更改も目立った。また、2020年1月に予定されているWindows7のサポート終了に向けたWindows10への買い替え需要も旺盛である。これらの流れは2019年度も続くと予測する。
IT市場規模は年々増加傾向にあり、2020年には13兆円を突破。
コロナの中でも低迷せずに2019年に比べさらに1.6%増。
来年度(2021年)には、1.5%増が予想され、他業界と比べても今後のIT業界の見通しは明るいです。
参照記事:2020年度日本主要産業の動向_P.32
そしてさらに、
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- IT市場はコロナ蔓延による急速なリモートワークの普及
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- 日本経済産業省のデジタルトランスフォーメーション(DX)推進による企業へのIT導入補助金
これで、今後さらに企業のIT化が進んでいきます。
SE人材の需要の現状と将来性
『IT市場の将来性は分かったけど、市場と人材は別でしょ?現状のSE人材の需要はあるの?
AIとかクラウド化により今後のSE人材の需要がなくなりそうで将来が不安。。。』
<h3 id=”headline3”>■現在のSE人材の需要
コロナによるリモートワークと国を挙げたDX推進が拍車をかけ、
現在、SE人材はIT業界だけでなく他業界でも注目される職種となってきています。
国内企業は今までのIT外注予算を削減し、優秀なSE人材を社内SEとして迎え入れ、
自社システム開発や社内のIT教育を促進させようとする動きを強めています。
今までITベンダーに依存していたシステムを内製化し、
ベンダー依存型から自立方へ方向転換し始めています。
実際、既にアメリカでは社内SEの割合は日本と真逆の比率となっています。
僕の転職活動していた時(2020年9月)も既に社内SEの募集は非常に多く、
特にDX化に力を入れている会社はIT専門の部署を新たに設けるため数人枠で募集をしている会社もありました。
<h3 id=”headline3”>■SE人材の将来性
今後さらなるIT技術の発展により、SE人材の高需要は確実。
ただ正直に言うと、
若い頃からキャリアプランをしっかり立てて自身の市場価値を高めていかないと
SEとしての将来性はかなり危ういです。
『そんなに危ういの?人材不足だからSE人材なら将来はずっと安泰でしょ?』
マジで、安泰ではないので今からの自分の将来設計がとても重要になります。
特に、今後は社内SE割合の増加により、
下流工程の下請けITベンダーや客先常駐の運用保守などの下請けITベンダーで働く方は要注意です。
なぜなら、発注元と下請けでは働く環境や優遇の差が圧倒的に異なるからです。
厳しい言い方かもしれませんが、
IT下請けベンダーは将来性の高い人材にはなりにくいです。
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- 最新の技術を学ぶ機会が少ない
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- スキルアップできるチャンスが少ない
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- レガシースキルのナレッジだけが溜まっていく
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- 最新の技術やノウハウは発注元企業に搾取される
若い人こそこの環境にいるのであればすぐに転職活動を始めることオススメします。
コロナ禍で転職活動をした僕が感想ですが、転職先はいくらでもあります。
そして今ならIT変革期なので前職がSE出ない方でもSEになるチャンスはありますし、僕みたいにSEからITコンサル・マーケにチャレンジも十分できます
<h3 id=”headline3”>『転職活動で今求められているSE人材の特徴ってどんな人なの?』
実際に転職活動で面接を受けた感想として、
今、企業側が求めているSE人材の特徴は以下でした。
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- 時代の変化や新しいシステムに対し柔軟に対応できる適応力
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- 最先端技術やトレンドに前のめりで学ぼうとする高い学習意欲
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- 周りを巻き込む高いコミュニケーション力と得た知識をアウトプットする行動力
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- クライアントとIT技術を結びつけ課題解決や提言ができるコンサルティング能力
特に第2新卒や中堅の方は、資格や技術でなく今までの実績と上記の特徴が重要視されます。
面接でここの部分をアピールできるとかなり評価高かったです。
※転職エージェントからの僕の面接FBより。
今、企業の求める人材の傾向としては、
古い知識にとらわれない柔軟な考えを持った、常に最新技術に前のめりで学習意欲の高い人材。
そして、テレワーク普及によりコミュニケーションが取りづらくなったことから
コミュニケーション能力の高く行動力のある方が求められているように感じました。
※実際に、僕が面接を受けた際に面接官にも何度か質問をして受けた答えです。
こんな面白い記事もありましたのでお時間あれば是非。
紹介記事:ソニーがいま欲しい人材は「やんちゃなエンジニア」
将来性のある注目SE職種。オススメ職種
IT市場やSE人材の需要や将来性があることは分かったけど、具体的にどういうSE人材の需要が高まってるの?
転職募集職種や転職活動中の傾向を見ると将来性の高い職種は以下です。
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- 社内SE
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- ITコンサルタント
<h3 id=”headline3”>●社内SE
各企業で徐々に外注費用を削減し、ITベンダーに頼らない自社システムの内製化へシフトする動きが進み社内SEの募集が増えています。
その変革期でもある今は、
今までSIベンダーとしてシステム導入や運用・保守を行なってきたSE人材はナレッジがある且つ入社後即戦力となるため非常に重宝されるので絶好の転職タイミングです。
<h3 id=”headline3”>●ITコンサルタント
ITの内製化によりITベンダーの需要は今後減っていきますが、
単純な内製化をするのではなく、効率よく社内システムを内製化させるための業務改善、問題の提言、企業の競争力維持・向上を支援することのできるITコンサルタントの需要も非常に高まっています。
参照記事:ITコンサルタントの将来性
キャリアプランの重要性
IT市場とSE人材の需要と将来性、今後需要が高まるSE職種は理解できたでしょう。
最後にひとつだけ。
キャリアプランを立てることの重要性を改めて伝えさせてください。
僕は転職活動をしていて、転職できたことはもちろんよかったです。
ただ、最も良かったことは改めて自分の将来を見つめ直すことができたことです。
これって、普段仕事をしていたらこんなに真剣には考えないと思います。
転職活動を始めると自社にとらわれない見方をすることができるし、
純粋に自分のやりたいことや今後のキャリアプランについて考えることができます。
そして何よりも自分の人生が掛かっています。
これを本気で取り組む時間を作り、自分の将来を考えたのは初めての経験でした。
これは、仮に転職活動を初めて転職しなかったとしても物凄く良い収穫となります。
『キャリプランを作るってどうやって?そもそもどんなキャリアがあるのかわからない。』
一番オススメの進め方としては、一人で悩まずに転職エージェントに登録し相談してみることです。
転職エージェントに登録すると絶対転職しないと思われがちですがそれは間違いです。
転職エージェントに登録して、転職活動を進めていく過程で現職の会社に残る方も大勢います。
まずは悩むより、即行動です。転職エージェントに相談しながら転職活動を始めてみるのが最も良く効率の良い方法です。
参考までに僕が登録していた転職エージェントのリンクを貼り付けています。
ここで紹介しているエージェントの求人数にほぼ変わりはないのでいくつか登録し自分にあった性格のエージェントにキャリア相談をしてみてください。
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- エン転職エンジャパン
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- dodadoda
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- ビズリーチビスリーチ
※今後、おすすめエージェント纏めの記事を書く予定です。
転職活動を始めて絶対に後悔することはないです。
転職活動は必ず今後の自分の人生に良い影響を与えてくれます。
YOLO(You Only LIve Once)=人生一度きり、楽しもう
まとめ
●SE人材の需要はかなり高く、人材不足の深刻化が問題となっている。
●SE人材のおすすめ職種は、社内SEとITコンサルタント
●人材不足でも将来安泰はない。キャリアプランと実行力が自分の将来を決める。
●転職活動=転職ではないため、転職活動は今すぐにでも始めるべき。キャリア相談だけでもしてみる価値あり。
転職エージェント登録と相談に事前準備は何もいらないです。
是非、一歩前に踏み出して転職活動始めてみてください。
何か質問や相談があれば是非コメント頂けると幸いです。
〜〜YOLO(You Only LIve Once)=人生一度きり、楽しもう
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